JAWS-UG 横浜 re:Invent 2024 re:Cap Database で登壇してきました #jawsug #jawsugyokohama
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。
AWS のユーザーグループの一つである JAWS-UG 横浜で re:Invent 2024 のデータベースについての振り返り回で登壇してきました。
JAWS-UG横浜 #79 AWS re:Invent 2024 re:Cap Database
re:Invent 2024 の DB アップデートは Multi-Region!
まとめ
- re:Invent 2024 のデータベースのアップデートを一言で表すと Multi-Region!
- Amazon Aurora DSQL は Multi-Region な Active/Active で Strong Snapshot Isolation
- Amazon DynamoDB Global Tables も強い整合性に対応
- Amazon MemoryDB Multi-Region は CRDT で結果整合性
- 何故 Multi-Region?
- リージョン障害が発生してもダウンタイムを最低限にできる
- リージョン障害児のフェイルバックの手間が少ない
- 本当に Multi-Region が必要なユースケースなのか検討は必要
- Aurora DSQL は "DynamoDB for SQL Applications" だという説明があり、小規模なワークロードや大規模なワークロードでも対応できるはず
さいごに
re:Invent 2024 のデータベース関連アップデートでは Aurora DSQL が一番の目玉でした。しかし楽観的同時実行制御という RDBMS ではあまり一般的ではない実装になっています。そのため既存アプリケーションをマルチリージョンへ対応するために Aurora DSQL を採用して置き換えよう!という方針は苦難の道を歩むことになると思います。まだ Aurora DSQL はプレビュー段階ですので、新規アプリケーションの検討時に PoC などを行うと良いのではないかなと思っています。